放課後等デイサービスの課題と今後の支援
皆さんこんにちは!
今回は放課後等デイサービスについてお話します。
過去の記事でも説明してきましたが、現在日本には多くの事業所が存在します。
そこで今後事業所において必要になってくること、今の課題についてお伝えしていきます。
放課後等デイサービスや児童発達支援は開業しやすいという点でどんどん数が増えてきています。子どもの支援についてしっかり考えられているのであれば大丈夫ですが、売上げのみしか頭になければ間違いなく子どもの成長は途絶えてしまいます。
このように数が多い分、良い事業所もあれば悪いところも存在するのが現状です。
現在の事業所の課題としては、
・計画書に基づいた支援が行えていない
・支援のマンネリ化
・支援の質の低下
・学童のようになっている
・地域との連携、交流不足
などが挙げられます。
これらの課題を踏まえ今後の放課後等デイサービスでは以下のようになっていくと考えています。
今後の放課後等デイサービスは、法改正により「総合支援型」「特定プログラム特化型」の2種類に再編される。
総合支援型
健康、運動、感覚、社会性、コミュニケーション、行動
→ 本人支援における領域
自己肯定感、達成感、仲間の形成、孤立防止
→ 年齢に合わせた支援
この2つの支援を行いながら、利用者の特性に合わせた支援が必要になってきます。
特定プログラム特化型
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など専門性の高い支援を行っていく。
また偏りが生じないように、複数の事業所の利用を推奨していくのではないかと考えています。
この2種類のうち、後者では理学療法士などの採用が難しく現在多くの事業所ではいないかと思います。ですので今後は前者の「総合支援型」が基本形になるかと思います。
ちなみに現在専門職員を配置している事業所には、支援の質が担保されているとして報酬額が通常より上乗せされています。
保護者様の中には少しでも家庭での負担を減らすために「事業所に預けたい」「支援の質はそこまで気にしていない」という方もいらっしゃいます。
確かに家の近くの事業所が無くなってしまった場合、悩みや負担は増え、上記のような気持ちも共感できます。
ですが、お子様が社会に進出したときのことを想像すると少しでも今のうちに出来ることを行っていくべきです。
もし今後事業所を探す予定の方がいれば、そういった点も参考にすると良いかと思います。