発達障害児について
皆さんこんにちは!
今回は少し重たいお話をします。
本日のニュースで以下のような記事を見つけました。
通常学級に通う公立小中学校の児童の8.8%に発達障害の可能性があるという内容になっています。
つまり1学級に3人程度在籍すると言われています。
この数字は10年前と比較すると大幅に増えています。
昔は発達障害という言葉がなく、クラスで騒がしい子、落ち着きがない子といった認識があったかと思います。
しかし今はADHDやLD、自閉症スペクトラムなどの診断名があり、放課後等デイサービスや児童発達支援などの事業所も増えてきています。
医療の進歩と共に障害を持つ方を支援していく時代へと変化してきているのです。
そしてこの記事から言いたいことが3つあります。
私個人の考えですので、参考程度にお聞きください。
まず1つ目が小中学校で特別支援教育についての知識を有する教員がこれまで以上に必要だということです。
普通級には発達障害児が数人いると言われていますが、担任の先生が全員障害について詳しいとは限りません。
障害児を配慮してくれる先生は少数です。先生も一人の児童のために授業をストップすることが出来ないのが現状です。
そのため特別支援教育の知識を有する教員を多く配置することで、今までの授業の進め方や配慮の仕方もきっと変化していくはずです。
そして2つ目に子ども達をサポートする仕組みを考えていかなければならないという点です。
よく軽度の障害を持つ子を、普通級と支援級どちらに入れるのか悩まれている保護者と話します。
普通級に入ったが、学力的に難しく、いじめにあうといった場合もあります。
保護者の中には、普通の子と長く一緒にいることで馴染むんじゃないかと思われている方が多いですが、他の子よりも出来ないことが多かったりすると自己肯定感も下がっていきます。
そして自信も失っていくことに繋がっていきます。
ですので、ここではお子様の気持ちをしっかりと考えてあげることが大切であり、子ども達をサポートする仕組みを考えないといけないのです。
そして最後3つ目は、冒頭でも話したように放課後等デイサービスや児童発達支援といった事業所が増えてきていることについてです。
発達障害の子の通う居場所が増えていることは非常に良いことですが、注意しなければいけないこともあります。
それは支援の質です。
また詳しいことは別の記事に載せようと思いますが、今や多くの事業所で虐待が起きているのが現状です。私は県のホームページをよく見るのですが、虐待により閉業する事業所が年間で何十件と存在します。
そのため自分の子が通う事業所選びは慎重にしないといけないのです。
多くの事業所の中から、お子様の成長を促してくれる、適切な支援を行ってくれるところを探していきましょう。
今回発達障害にまつわるニュースが流れてきましたが、まだまだ氷山の一角にすぎません。
他人事だと考えず今後の対応の仕方を見直していきましょう。