自閉症スペクトラム症とは
皆さんこんにちは!
前回ADHDの児童の支援の仕方、注意してもらいたいことについて説明しました。
「見通しを持たせてあげる」
「認めてあげる」
この2点は重要で、私自身子ども達と関わる中で非常に大事にしています。
皆さんの参考になればと思います。
もっとADHDについて話したいことは沢山あるので、また記事を書いていきます。
今回は発達障害の一つ「自閉症スペクトラム症」についてお話していきます。
自閉症スペクトラム症とは先天的な発達障害の一つであり、主な特徴としては
①コミュニケーションや言葉の発達の遅れ
②行動や興味の偏り
③社会性と対人関係の障害
上記が挙げられます。
「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」を総称して自閉症スペクトラム症と呼びます。通称ASDとも言います。
それぞれ軽く説明していきます。
「自閉症」は言葉の遅れや知的障害を伴い、人とコミュニケーションをとることが難しいのが特徴です。
「高機能自閉症」はコミュニケーションをとることが苦手で言葉の遅れもあるが、知的障害は見られません。
「アスペルガー症候群」はコミュニケーションをとることが苦手であるが、知的障害はなく人によっては優れた才能を発揮することがあります。
私はこれまで数多くのASDを持つ児童と関わってきましたが、コミュニケーションのとり方に苦手意識を持っているように思いました。
先ほども述べましたが、ASDには興味や行動に強いこだわりがあるため
周りの児童に理解されず一人の環境を好んだり、話が合う大人と話すことが多い子を見てきました。
そういった特徴があります。
しかしADHDの児童と同様驚かされることは何度もありました。
例えば、こだわりが強いこともあって特定の興味があるものに対しての知識量がものすごくあります。
ゲームやアニメ、地理などプロフェッショナルと言えるほど詳しく
正直大人顔負けです(笑)
それ故、年相応の子と話がなかなか合わずコミュニケーションを取る機会を自ら遠ざけてしまう場面が何度か見られます。
コミュニケーション能力は大人になるうえで必要だと言われていますが
彼らは社会に出た際、自分の得意なことを活用して専門性を持つ仕事をすることが多いです。
なので今は自分の得意なことと苦手なことを把握することが大事ですね。
彼らと関わる際に気にかけてもらえればと思います。
今回はこの辺で。
また次回詳しくお話していきますね。