子育て応援ブログ

発達障害を持たれるお子様の療育にまつわるブログです。学習・生活・社会などあらゆる観点から支援について発信しています!

就労継続支援とは

皆さんこんにちは!

今回は過去の記事で少し紹介した「就労継続支援A・B型事業所」について説明します。

 

こちらが紹介した記事になります。

 

yytoto.hatenablog.com

 

発達障害の子が大人になった際にどこで働くのか疑問を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私の事業所に通う児童の多くは、小・中学校(公立学校)を卒業した後、特別支援学校や専門学校に行っています。

 

しかしその後はどうでしょうか。

あまりイメージ沸かないですよね。

 

一般企業で働く方もいらっしゃいますし、冒頭で出た就労継続支援事業所に通う方もみえます。

 

特に障害の程度がグレーゾーンと言われる児童については、保護者様も今後どうしていけばいいのか悩まれるかと思います。

今回そういった方の少しでもお力になればと思い、私の知っている情報を共有させて頂きます。

 

 

就労継続支援とは?

→ 福祉サービスの1つであり、障害などにより企業で働くことが難しい方に向けて就労の訓練を提供したり、実際に仕事を行うことができます。

そして就労継続支援にはA型とB型があります。それぞれ説明していきます。

 

 

就労継続支援A型とは?

→ 障害を持つ方で一般企業への就職が難しい場合に、支援がある職場で雇用契約を結んだ上で働ける福祉サービスを意味します。

一般企業と比較して、勤務時間が短く設定されています。

 

また給料については、雇用契約を結ぶため最低賃金以上が補償されており平均で7万5千円ほどと言われています。

 

対象者としては、18歳以上65歳未満の障害のある方となっています。

自治体によって詳細が異なるので、確認してみてください。

 

仕事内容は、一般企業とさほど変わらずパソコンの入力や飲食店の調理、接客などが挙げられます。是非調べてみてください。

 

 

就労継続支援B型とは?

→ 企業で雇用契約を結ぶことが困難な方が、就労訓練を行うことができる福祉サービスです。主に就労に関する能力の向上を目的としています。

障害を持つ方が対象であり、年齢制限はありません。そして事業所と雇用契約は結ばず、工賃というものが支払われます。

 

こちらも各自治体により詳細が異なるので確認してみてください。

 

現在、就労Bの事業所は増えてきています。パンやアイスクリーム、チョコレートの製造、雑貨屋さん、農作業まで様々です。

作業時間や工賃は各事業所にいって異なります。

 

私は何カ所か就労Bの事業所を見学させて頂き、実際に働いている方を何名も見てきましたが、皆さん非常に一生懸命作業されていました。

何年も経験されていることもあって、スピード感もありました。

 

 

お子様の将来について不安を抱えている方がみえましたら是非一度調べて見てはいかがでしょうか。きっと得意分野があると思いますので、やりがいを感じることもできるはずです。

 

就労継続支援B型は、特別支援学校卒業後にそのまま利用することができないのでご注意ください。

 

 

 

またA型、B型ともに利用料が設定されています。

今回は省きますが、受給者証と同様世帯収入によって変わってきます。

念のため過去に紹介していたものを載せておきます。

 

yytoto.hatenablog.com

 

少しでも皆さんの不安が和らげばと思います。

まだまだ就労A・Bの認知は低いです。お子様が社会に進出する上での1つの手段として覚えておくと良いと思います。